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アントニオ猪木家のお墓建立にあたって

猪木田鶴子様納骨の儀
アントニオ猪木家のお墓建立にあたって
去る令和4年5月22日に無事、猪木田鶴子様納骨の儀アントニオ猪木家のお墓建立式を滞りなく終えることができました。
たくさんのお問い合わせをいただいておりますのでご質問にお答えしながら個人の功績にも触れていきたく思います。
なぜ青森の蔦温泉なのか?
アントニオ猪木様ご自身も「なんで青森になったんだろうなぁ、話すと長くなるんだよなぁ。ご縁というか必然というか」と微笑みながらコメントされていましたが、一つ目の理由がお墓の管理をしっかりしてくれるという信頼からだとのことだそうです。

ちょうど100年ほど前の大正14年蔦温泉と十和田湖を世に知らしめてくれた美文家・作家の大町桂月先生のお墓を蔦温泉と大町家で合同葬を執り行いお墓の建立を致しました。それ以来100年以上お墓を守り、桂月先生の功績を世に伝えてきました。

平成・令和になり蔦温泉を世界中に発信くださったアントニオ猪木様よりご要請があり建立および維持管理をしていくこととなりました。そして毎年奥様の命日にあたる8月27日には系列のHotel Jogakuraにおいて毎年慈母観世音菩薩法要を執り行っており総勢100名近い職員と地域関係者と仏式で弔うイベントがあります。当然、奥様の御霊も弔わせて頂きます。

豪雪を懸念する問い合わせもいただきましたが100年前のお墓も現存していますので100年間は大丈夫かと思います。二つ目の理由としてはお二人の思い出の場所というありがたいご指名によるものです。
Q.奥様の猪木田鶴子様はどんな方だったのでしょうか?
今は亡き猪木田鶴子様の功績や在りし日の姿に触れていきたく思います。私たちの多くは田鶴子(たづこ)様を「ずっこさん」と呼んでいました。たまにふと、正式には「づっこ」ではないかと思うのですが、経営されていたBarの名前もBar Zukkoでしたから「ズッコさん」が正解なのだと思います。最後のほうにプロフィールを掲載しますが、本当に人望厚く多くの方に愛された女性でした。私たち含め、本当に役職や地位に関係なく分け隔てなく愛情を注いでくれる方でした。

カメラマンとしてご活躍される一方で六本木芋洗い坂にある伝説のBar Zukkoも経営されていました。Bar Zukkoは政治・経済・スポーツ分野などジャンルを超越した著名人の社交の場でもあり、多くの伝説を残してきました。

そして田鶴子様はアントニオ猪木様にまさに命を削り、魂を注ぎ、小さな体で全身全霊の力を注ぎ、アントニオ猪木様の闘魂外交やスポーツを通じた世界平和、世界の人々に元気を発信するサポートを誰よりも献身的にされた方でした。

あの小さなお姿でアントニオ猪木様を支える姿は私たちホテルスタッフをはじめ多くの人々を魅了し皆さんで田鶴子様を支えたい気持ちにさせる、そんな魅力あふれる女性でした。一部週刊誌などを通じてかわいそうなご表現をされたことなどありますが、私たちが知る限り誰よりもアントニオ猪木様を優先し全身全霊でアントニオ猪木様に人生をささげてきた方です。

例えば、一度お越しになった際には足を骨折しながら引きずりながらお泊りに来られたこともありました。北朝鮮へ行く際の北京空港でアントニオ猪木様の荷物を搬送する際に転倒されて骨折されたとのことでした。そのまま病院にもいかず、闘魂外交のためパキスタンへ出向き国際的要人との面会や交渉などを黒子として支え、そのまま青森へお越しいただいたことがります。

重い荷物を折れた脚でお運びされていて、その精神力とアントニオ猪木様に注ぐ愛情を超越した真摯な姿勢には感動してばかりでした。お側で拝見していると愛情というより尊敬や使命感とも呼べる献身的なご姿勢は私たちスタッフに多くの教訓を残してくださいました。

私たちスタッフの前でもアントニオ猪木様の前でも決して痛がるそぶりを見せず、一人痛みと闘うなど本当に男勝りと表現してよいか悩むところですが星の数ほどあるエピソードの中からこのお話ひとつ拾ってもとてもすごい方だとお分かりいただけるかと思います。

アントニオ猪木様の血糖などの健康管理をされながら携帯電話を2台駆使して関係各所へ連絡されスケジュール管理しながら走りまくっている生前のお姿を思い浮かべる方が多いと存じますが、私どものお宿に来た際は少しリラックスされ心お許しくださり、寛いでくださっていたのだと思います。とても厳しい外交など終えた直後にお立ち寄りされることが多く良い思い出ばかりです。
Q.Bar Zukkoが再現されているとのうわさを聞きましたが
アントニオ猪木様からのご要請を受け、再現した形でHotel Jogakuraに存在しています。アントニオ猪木様のプライベートルームでしたので一般開放はしておりませんでしたが、見学をご希望の場合事前にHotel Jogakuraへ申し出くださればアントニオ猪木様の許可を得た後、ご案内が可能です。

アントニオ猪木様と田鶴子様の石碑は敷地内慈母観世音菩薩横にたたずんでいます。そのほか、アントニオ猪木様と田鶴子様からご寄贈くださったペルシャ絨毯や詩やサインなどが展示されています。
Q.お墓参りはしてよいのでしょうか?
一応、お墓参りの前にお宿へお声がけくださるとありがたく思います。お墓へ上がる道は手すりがなく急な勾配となっていますのでお気をつけてください。アントニオ猪木様そして奥様の田鶴子様は、実は多くのカップルを誕生させてきた有名夫婦です。

私どものお客様でもプロポーズ前にアントニオ猪木様に激励の言葉をもらい、八甲田山の星空のもと結ばれた方々もいます。成功をお祝いしてアントニオ猪木様と田鶴子様より一緒にシャンパンで乾杯され、思い出の地にたまにお見えになるカップルもいます。

お墓へ上がる道は、ご夫婦もカップルも寄り添わなければ上がれません。ご夫婦はこの道を寄り添い支え合い感謝し合い、そして若いカップルは、、、この道を行けばどうなるものか危ぶむなかれ!蔦温泉には「狩人が傷ついた鶴が傷をいやしている温泉を見つけた」という伝説と共にという恋の聖地「鶴の道」と呼ばれています。
Q.お花など献花してよいのでしょうか?
お花は良いですが、食べ物は生態系に影響あるためお控えくださるようお願いします。
- プロフィール -
本 名 猪木 田鶴子 (いのき たづこ)
出身地 東京都
趣 味 クッキング ガラス工芸 美術品鑑賞 旅
スポーツ ルフ スキー
好きな作家 ルイ・カール(版画)
- 略 歴 -
1980年3月 日本大学芸術学部写真学科卒
1981年4月 スチールカメラマンとして(株)竜カンパニー入社
1988年1月 フリーカメラマンとして独立
1988年8月 台湾映画「キョンシー」シリーズのスチール写真を担当 台湾へ
女子聖学院高等学校卒業
日本大学芸術学部 写真学科卒業
卒業制作 学科主任賞受賞
竜カンパニー入社 (TBS 番組宣伝部 スチールカメラマン)
テレビ小説 毎度おさわがせします 金ドラ
堀の中の懲りない面々 たけし城 他
ボスター及び番組スチール
独立 市川猿之助ヨーロッパ公演
未来キョンシー撮影の為台湾に六ヶ月(スチール及び写真集)
TVガイド表紙 一年間
モノクロ グラビア 四年間 他
テレビ朝日 愛してるよ! 彼と彼女の事情 嫁の出る幕
土曜ワイドタクシードライバー三本
TBS 月曜ドラマスペシャル五本 西村京太郎シリーズ 他
フジテレビ あの日に帰りたい 連ドラ
金曜エンターティメント深町組 他
日本テレビ 嘘でもいいから連ドラ 他
映画 「あ、うん」高倉 健 主演  ポスター及びスチール
「一杯のかけそば」渡瀬 恒彦 主演 ポスター及びスチール
「東京バビロン」飯田 譲治 監督 ポスター及びスチール
「天国の大罪」吉永 小百合
ポスター ツムラ 裸の王様        
JO(缶コーヒー)
メガネスーパー
焼肉のタレ ジャン